写真に写っている茶畑のプロペラってどんな役割か知っていますか?
え、そんなん暑さから守るためやろ?
違います(`・ω・´)(知ってる方はごめんなさい)
まずは動画で
1分あたりから〜
そう!防霜ファン
って言います
名前からそのままなんですが霜からお茶を守っています。
収穫時期の4月下旬〜5月中旬の時期のお茶の新芽はとっっっっってもデリケートなんです😭
新芽が霜にあたると収穫出来なくなってしまいます
なのでこの防霜ファンが守ってくれています!!
原理は簡単〜
昼間の気温は地表に近いほうが高いのですが、夜は逆で地表や物体に近いほうが気温が低く、上方ほうが高くなります。
なので防霜ファンで上層の暖かい空気を下方に送ることで冷え込みを緩和しています!
茶の樹周辺と上層では5度以上の差があることもあります。
茶農家の方はだいたいタイマーで3度以下になったら動くようにセットされています(設定は農家さんや地域によります)
茶産地などでは霜注意報が出たら夕方にサイレンが鳴ります😲昔ならそこから急いで霜よけ作業
ただでさえ、みんな新茶の時期はピリピリ、、、!
こんな感じで防霜ファンの凄さわかって頂けたでしょうか?
え、でもファンが設置されてないとこもあるよな〜???
どうするのって思った方!鋭い!!
1番多く普及しているのは防霜の方法はファンですが、ほかにもやり方はあります
被覆法
高さ1.8メートルくらいの棚を設置し、寒冷紗やよしず、こも等で茶の樹を覆って防霜します。
被覆栽培(玉露やてん茶)を行う茶園では新芽の時期に被覆をするので自然とこの方法になります。
散水氷結法
水が氷結する際に出る熱を利用して、霜注意報の時に継続的に散水し、防霜します。
他にも自動霧発生装置や昔なら燃焼法などもあるそうです。
乗用型の機械園では被覆用の棚を設置出来なかったりと、茶園に合わせていろいろな被覆をしていかないといけません。
とりあえず本題をまとめると、茶園にある巨大扇風機は茶の樹を冷やすためではなく、むしろ温めるためにあります😲
ありがてええ
ちなみに玉露やてん茶(抹茶の原料)に用いる被覆栽培は、霜避けから生まれたといわれています!
(あれ、なんか霜避けしてるとこのお茶旨味強いぞ、、、てきな?)
憎い霜のおかげで美味しいお茶が出来るようになったのかー。
小規模なら被覆栽培(直掛けはダメ)したら、美味しいお茶できて、霜よけできて一石二鳥???
ありがとう防霜ファン
あでぃおす
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